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ホーム >> COEプログラム事業の遂行と成果について >> a. 調査 >> グループ1「基層文化としての神道・日本文化の研究」
喜界島に関する調査 
公開日: 2004/3/10
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喜界島に関する調査報告

1.日程  2004年1月10日(土)〜14日(日)
2.目的  昔話資料の調査
3.調査メンバー
  野村純一(COE事業推進者)
  長野隆之(COE奨励研究員)
  大堀英二(本学大学院博士課程後期)
  小林基裕(瑞木書房社長)

4.喜界島調査概要

 本調査の主たる目的は、喜界島における昔話資料の調査にある。喜界島は、奄美大島の東北端に位置し、大島本島から約70劼竜離にある島である。西暦1466年に琉球の侵攻があり、およそ150年に亘り琉球の統治下に入り、藩政時代には代官所が置かれるなど、島の歴史は複雑なものであった。
 今回の昔話調査は、昭和30年代初頭に七学会連合が行った奄美調査の折の昔話採集テープが大量に残されており、そのテープは七学会メンバーの一人であった関敬吾から、野村に託されたことから、南島調査を行った。
 このテープに収められている内容は、言語上、強い方言により語られていて何処の昔話であるのか、また、どのような内容であるのか不明である。そこで今回、関敬吾らと昔話研究をしていた岩倉一郎氏の縁故者を訪ね、その事績および当該の昔話テープの話者の言語(方言)を調査した。岩倉一郎氏は喜界島の出身であり、柳田国男の弟子であるとともに、昔話研究者である関敬吾、民俗写真家である芳賀日出男とともに昔話研究での事績があることが分かった。続いて、録音されたテープを喜界島の複数の人たちに聴いて確認の作業を行った。そうすると、ここに録音されている話者の言語は、大島郡笠利方言であることが明確になった。
 そこで、この昔話の内容を確認したところ、各話にはタイトルはないが、内容から、例えば「大歳の客」系統、「猿長者」系統、「天人女房」系統、「蛇婿入り」系統などが確かめられた。これらは、かなり広く伝播している昔話に属する内容であるが、それが南島においても語られている問題が発生する。また、ここには独自の内容も見られ、今後の研究課題が残されている。
 なお、本調査は「日本における神観念の形成とその比較文化論的研究」における、平成15年度南島調査の一環として行われたものであり、詳細は別途報告の予定である。(文責 野村純一・辰巳正明)
 
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