神道と日本文化の国学的研究発信の拠点形成 Kokugakuin University
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ホーム >> COEプログラム事業の遂行と成果について >> a. 調査 >> グループ2「神道・日本文化の形成と発展の研究」
京都府立総合資料館所蔵資料出張調査 
公開日: 2003/7/2
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京都府立総合資料館所蔵資料出張調査

1 調査目的

 國學院大學21世紀COEプログラム「神道と日本文化の国学的研究発信の拠点形成」の事業推進の一環として、明治に再編成された官国幣社(神社は神道・日本文化と最も関わりの深い「場」である)のうち、主要な神社の基礎データを調査し、それを検証の上、データベースとしてまとめることにより、幕末維新期から明治期における神社の組織・祭祀・経済などの変動(継続と断絶)をうかがう。
具体的には、平成15年度より京都府立総合資料館の神社関係資料(『京都府行政文書』所収)などを中心に本格的な資料蒐集、調査検討をおこなう(その他『奈良県行政文書』などの検討も視野に入れている)。14年度にはその「予備調査」を行う必要性があったため、本調査を実施した。

2 調査日

平成15年2月28日(金)〜3月3日(月)

3 調査先
京都府立総合資料館(京都市左京区下鴨半木町1-4)

4 調査実施者

藤田 大誠(COE研究員)
星野 光樹(文学研究科博士課程後期)

5 得られた成果

 本出張調査では、事業推進に必要な資料の総量を把握した。概要は下記の通りである。

京都府行政文書(京都府庁文書)
・官国幣社明細帳(28冊)一般の神社明細帳とは別に官国幣社についての明細図書が作成され、明治15年頃に京都府から内務省に提出された。鎮座・祭神・由緒・例祭・建物・境内・付属地・摂末社・建築物の図面や修理の明細・境内外図や見取図などの絵図、等。明細図書は府内の九社についてのみで、他の官国幣社の明細帳は建物の新築修繕、境内地変更等の申請の際に添付された明細書や図面、大正12年頃作成の明細書を纏めたもの。明治27年に由緒由来等について調査した13カ条取調書が合綴されているものもある。また明細帳の他に「明細帳付録」(明細図書などの異動について明治38年8月から大正13年まで日付順に記録。必要に応じ図面貼付)1冊がある。
_賁亳譱朕声厂精拏萃棺顱複横横院州隠供法疚精擔渊
官幣大社石清水八幡宮明細帳図面(明45―33―追7)=明細帳図面
4永沼膽匸照神社明細帳 同明細図(明45―33―追3)=明細図書、同(本社之分)
ご永沼膽卻震鄂声厂精拂◆‘栄躾沺別寸隠機州苅院縦稗院法疚精拿顱別15)、明細帳附図
ゴ永沼膽勸隹擔声匕耆浬鐵敢砂顱別寸苅機州械魁縦稗粥法疝浬鐵敢砂
Υ永消羲匍船神社明細帳(明27―63―追1)=(合綴)明細図書・取調書(明27)
Т永消羲丗膰玉鄂声厂精拂◆‘栄躾沺別寸横掘州僑魁縦稗押法瓠聞臘屐北精擔渊顱取調書(明27)、明細帳附図
┫永消羲匍氾朕声卆歇卷社境外末社由緒建物明細書(明15―41―追1)=明細図書
官幣中社北野神社明細帳 同附図(明45―33―追1)=明細図書、明細帳(大12)、明細帳附図
官幣中社白峯宮明細帳 明細図画(明45―33―追8、追9)=明細図画、明細帳
別格官幣社豊国神社明細帳 同附図(明45―33―追2)=明細帳、同図面
別格官幣社護王神社明細帖(明33―58―追1)=(合綴)明細図書(明19)・神饌所新設一件(明34)
別格官幣社建勲神社明細帳(明45―33―追5)=明細帳
別格官幣社梨木神社明細帳(明45―33―追6)=明細帳
国幣中社出雲神社明細帳(明20―42―追1、追2)=明細図書(明20)、明細帳
姐駟消羲吮匿声厂精拂◆別寸隠供州毅院縦稗押法疚精擔渊顱別16)、明細帳(大12)、明細帳(昭5)、例祭特殊神事ニ就テ(昭20)
・護王神社造営一件(3冊)明治11年から18年までの護王神社造営に関する簿冊。
・豊国廟関係調査綴(1冊)阿弥陀ヶ峰一帯の国有林の取扱いについて、京都府社寺課が関係者との間で大正7年から昭和6年までに調製を行なつた往復文書綴。
・社地画面(全15冊)明治3年中の作成、提出と推測される。京都府が管轄の神社に指示して作成させた境内地略図(寺院は「寺地画図」)。境内坪数・地種目・建物配置・同坪数。正確な実測図ではないが、社寺上知令以前の社地の状況がわかる。
・社寺境内外区別取調(63冊)明治8年から18年頃までに作成(なおこれに先行するものに京都府庁文書中の「社寺境内外区別原図」明治4〜6年、全5冊がある)。社寺上知令並びに地租改正に伴う社寺境内外区別事業によるもので、境内地が官有地に編入された社寺に限られ、民有地のみの社寺は含まれない。ー匯境内外区別図(20冊)、⊆匯境内外区別取調帳(20冊)、社寺境内外区別〔取調〕図面(23冊)
・社寺修理関係書類(8冊)昭和5年から19年までに実施された京都府内の国宝または史蹟に指定された社寺の修理のうち、6社寺に関わる許可願や設計図などの簿冊。*史蹟の修理として「官幣大社稲荷神社史蹟荷田東満旧宅」に関する修理図面の簿冊1冊。
・社寺宝物調査書類(6冊)明治12年から昭和3年までに何度か実施された京都府内社寺所蔵宝物に関する取調書や目録などの簿冊。*「官国幣社宝物貴重什物帳」(明39)、「官国幣社古文書目録綴」(昭3)
・社寺梵鐘その他金属製品保存認定申請綴(1冊)昭和17年、歴史的、美術的価値のある梵鐘や金属製品について大東亜戦争用の金属供出対象からの除外、保存措置の認定の為、各社寺が作成し、京都府に提出した申請書などの綴り。
・社寺明細帳附録(40冊)神社明細帳・寺院明細帳の作成後、各社寺から提出された異動届に基づき、その異動事項について各社寺毎に届け出順に記載した簿冊。各簿冊の表紙に「府学務部社寺課」の記載あり。昭和18年の第35号まで全39冊と、大正7年頃から昭和14年までの、移転した社寺からの届けを綴じた「社寺新明細帳」1冊。
・神社一覧(11点)明治3年2月、太政官は各府藩県に達し、神祇官直支配以外の神社に関する請願等は地方官において決裁させることにし、同年5月には府下の社寺地を全て京都府に管轄させる旨を達した。これらの達、並びに社寺上知令に基づく諸政策を進める為に作成された(寺院には「寺院本末一覧」)。*全体を総括した「神社一覧 全」(明4)、「同大社の部」以下の10点=所在地・神社名・祭神名・同所境内末社・社地所有者
・神社財産登録台帳(32冊)明治41年3月公布の「神社財産に関する法律」、同7月公布の「神社財産の登録に関する勅令」により、京都府で明治43年から昭和18年までに登録された神社の土地、建物、宝物等の財産台帳。
*官国幣社の宝物、土地の部(各1冊)
・神社寺院所蔵美術刀剣一件(2冊)大東亜戦争終了後、昭和20年から21年にかけて、連合国による民間武器回収対象から美術的刀剣を除外し文化財として保護する為に、京都府が作成した美術的刀剣類所蔵目録とその経過などを綴った簿冊及び所蔵状況調査表を綴った簿冊。
・神社明細帳(23冊)官国幣社を除く各神社に2部ずつ作成させ、内務省及び京都府に1部ずつ備え付けられた。山城・丹波地方は明治16年に、丹後地方は17年に調製、提出されたと推定される。全冊マイクロ撮影。内容は、所在地・社格・神社名。祭神名・由緒・本殿社殿建物・境内坪数・地種目・境内神社・境内遥拝所・境外所有地・管轄庁までの距離・神官名・信徒総代連署・境内の略図、等。明細帳の異動事項の記録は昭和18年度分までは前掲「社寺明細帳付録」に、また年度によっては京都府庁文書中に「明細帳異動綴」として残っているものもある。
・延喜式内並国史見在神社考証(全11冊)明治9年5月、京都府が教部省に進達した管内延喜式内神社及び国史見在神社の調書。明治7年6月、教部省は達第二十八号を以て、神名牒の編纂の為、各府県に調査を達し、京都府は翌8年7月から社寺掛が調査編纂した。もとは17冊で6冊散逸。所在地・鎮座・神社名・祭神・由緒・勧請年月・例祭日・社殿建坪・境内反別・旧社領・氏子戸数・管轄庁迄の距離・各神社から提出された上申書、建言書、社記略、争論顛末と関係古文書写、等

 以上、実態を把握した資料については、平成15年度に紙焼を行う予定である。

文責:藤田大誠(COE研究員)

 
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