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ホーム >> COEプログラム事業の遂行と成果について >> b. 研究会 >> グループ1「基層文化としての神道・日本文化の研究」
第4回「神観念形成」研究会 
公開日: 2003/7/24
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日 時 平成15年6月28日(土) 18:00から
会 場 國學院大學常磐松2号館第1会議室
内 容 ヒラセマンカイと神観念    大分大学教授 田畑千秋
参加者 野村純一・辰巳正明・小川直之・長野隆之他

内容の概要

ヒラセマンカイと神観念        大分大学教授 田畑千秋

 古く、日本列島・琉球諸島・中国西南地域のベルト状に照葉樹林文化が展開した。このベルトに沿って、日本の神観念形成を考察するのが本研究班の目的である。今年8月31日に行われる奄美のヒラセマンカイの行事は、本研究班が調査・研究する対象の一つであり、前もってヒラセマンカイの研究者によるレクチャーを受ける機会を得た。このヒラセマンカイという行事は、南島における神観念を考えるのに重要な位置にある。田畑教授によると、ヒラセマンカイはその日の早朝にショチガマという祭りがあり、夕方の潮の満ちる頃にヒラセマンカイが行われること、この両者の関係はまだ明かでないことが多く、今後の研究が必要であるという。ヒラセマンカイは、龍郷町秋名の海辺にある二つの大きな岩の上で行われる。一方はカミ平瀬と呼ばれ、ノロが5名乗り、一方の岩はメラベ平瀬と呼ばれ、クヂという役の者(男性)とシドワキと呼ばれる女性の太鼓を叩く役が乗り、互いに歌を掛け合いながら海の彼方から稲霊を招く歌を歌い、それがすむとノロは神を招き、クヂ役たちは岩の上で踊を踊る。これらがすむと海岸に降りたノロ・クヂたちに交じり周りの人たちも八月踊りに入る。このようなヒラセマンカイが楽土から神を招く祭りであることが知られ、その神が農作の実りをもたらす神であると信じられている。この神祭りは現在のものであるが、その祭祀の構造の普遍性を分析することで、神を迎える様式や精神、あるいは神を接待する様式や精神、さらに神を送る様式や精神が見えてくるのであり、日本の神観念の形成を考えるのに重要な意義をもつことが理解される。(文責・辰巳正明) 
 
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