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ホーム >> COEプログラム事業の遂行と成果について >> b. 研究会 >> グループ1「基層文化としての神道・日本文化の研究」
Microdebitage(極微細石片)分析の成果と課題 
公開日: 2003/10/2
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主催:國學院大學21世紀COEプログラム、國學院大學大学院考古学研究会
会場:國學院大學渋谷校舎
開催日時:2003年6月15日(日):午後3時〜5時
研究会の目的:慶応義塾大学大学院の工藤敏久氏をお招きして、1992年に同大学が学術調査を実施した旧石器時代後期の山形県西川町のお仲間林遺跡における出土極微細石片の分析の成果について、研究発表していただいた。石器製作時の微細石片に関しては、本年8月に予定している本学COE考古縄文班のロシア調査においても検討課題の一つとなっており、当該研究の第一人者である工藤氏の研究成果は、非常に参考となる内容が含まれていたためである。

研究会の概要:
極微細石片とは最大長1侈にの石の欠片である。これが石器製作に関わるものだという視点から、散布状況を調べていくことで、従来の遺跡形成論よりも踏み込んだ形で、当時の活動の復元を目指しているのが氏の主な研究内容である。
今回の発表内容は、主に微細石片の現場、整理室における取り扱い方であった。そのおもな部分を列挙すると、まず1グリッド(2×2m)を64の小グリッドに分けその一隅に10cm四方コラムを設ける。そのコラムごとに5cmずつ掘り下げていき、それにカットナンバーをつけて試料の単位とした。その試料の一つずつを0〜4φの篩に掛けたが、2φ(篩の間隔0.25弌砲忙弔気譴燭發里鮗腓並仂飮醂舛箸靴討い襦事前に試料採取計画ともいえるサンプルデザインを確定しておく必要があるとのことであった。
篩による選別で残った試料を、研究室に持ち帰った後、顕微鏡で1点1点微細石片の有無を確認し、結果a〜dの4タイプに分けられたという。この極微細石片の4分類を分析した結果、おもにaタイプの多寡によって鉛直的・平面的な分布に一定の有意な傾向を氏は見出している。
残された検討課題としては、極微細石片が自然の営力等によって原位置からどれだけ移動しているのかという点にある。調査範囲の広さ(狭さ)という制約から、これについては現在ある資料からでは、必ずしも明確にするまでには至っていない。石器製作と極微細石片との関連には見通しが立っているが、対象試料が少ないために、当初の目的である石器製作者の行動を明らかにするのは依然時期尚早であるとのことであった。
発表後、実際に分析を行った道具(篩など)、および対象とした試料を直接観察させていただき、さらに極微細石片の形態上の4分類をスライドによって説明していただいた。これらの分析手法を、今後のロシア調査にどう反映していくかが課題である。
(文責:伊藤慎二・橋口豊)

 
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